こういった悩みを一度は経験したことはないでしょうか?
- 最近、会議で頭のいい人の話す内容が理解できないor話についていけない
- 上司が早口のため普段のコミュニケーションが大変
- 歳のせいか記憶力が低下した気がする
- 考えをまとめるのが遅い
こういった誰もが経験する悩みを簡単に解決する方法が実は速聴です。
この記事ではお金をほとんどかけずに簡単に速聴トレーニングをする方法を紹介します。

著者実績(笑)
速聴トレーニング歴20年以上。
中学時代に速聴トレーニングのおかげで偏差値を45から70まで上げ、県No,2の県立高校に合格。
そもそも速聴とは?
速聴とは、通常の音声を2~4倍速再生させて聴き取ることをいいます。
倍速再生させた音声を文字を見ながら聴くことで、自然と速いスピードで読書できるようになります。
訓練次第で通常の4倍速の音声も理解できるようになりますので、単純計算で4倍のインプットが可能になるといえるでしょう。
また昨今では、脳機能を活性化させるという研究結果も多数報告されています。
速聴の効果としては、記憶力や認知機能の向上などが特に有名ですね。
速聴を簡単に試して見るなら Amazonオーディブル
まず、手軽に速聴を体験するならAmazonオーディブルが有名です。
ですがちょっと問題点があります。
Amazonオーディブルを勧めない理由
- 毎月料金がかかる
- 人間が文章を読み上げているので、ナレーターによって高速再生したときに声質が潰れて聴き取りづらい可能性がある(個人差あり)
- 3.5倍速以上のスピードで再生できない
- ナレーターによって当たり外れがある…(笑)
といった部分があります。
1冊無料なので無料期間に試してみるのはありです。(無料期間に解約可能)
そこで、次章から速聴音声を自作する方法を紹介します。
速聴手順①:音声変換ソフトを購入して無限に音声ファイルを自作する
買い切りの音声変換ソフトなら、暗記したい文章や手持ちの本の文章をソフトにコピペしていくらでも音声ファイルを自作することが可能です。
また、音声変換ソフトのいいところは、
- 電子処理された音声のため、高速再生しても音質が劣化しにくい点
→3倍速以上の高速再生時でも比較的音質がクリアに聞こえて聞き取りやすい - 雑音がしない
→文字から自動で音声ファイルを作成するため不快な音が入り込まない - 自分の気に入った声優の声を使っているソフトを選べる
→やはり繰り返し使うなら好きな声で聞きたいですよね…(笑)
といった点がメリットとして挙げられます。
私の使っているソフト↓
速聴手順②: 作成した音声ファイルを速聴アプリでリスニングする
音声ファイルを作成したら、再生スピードを4倍速まで自在に調整できる無料アプリを使うだけでOKです。
上記の音声変換ソフトは音声ファイル作成時に4倍速まで再生スピードを指定して出力することが可能ですが、作成済みのファイルの音声スピードをスマホなどの外部機器で都度調整することはできません。
そのため、スマホやPC上で再生するときに自在に音声再生スピードを調整するアプリが必要になります。
そこでオススメなのが次章で紹介する2つのアプリです。
速聴手順③:速聴アプリを使う
オススメ無料速聴アプリ①:PC用は【Sound Player Lilith】
操作方法
ダウンロード完了してアプリを開くと下記の画面になります。


100%の記載のある長方形の箇所らへんでマウスを右クリック
↓
再生コントロールを選択
↓


速度変更の箇所で再生速度を調整できます。(音程変更と周波数変更は画像の通りに設定してください。)
再生スピード目安
50%は通常スピード
100%は2倍速
150%は3倍速
200%は4倍速
オススメ無料速聴アプリ②: スマホ用は【再生速度変更音楽プレーヤー】


こちらは画面のアイコン記載の通り、速度の箇所で最大4倍速再生まで調整可能です。
再生したい音声ファイルは上の【リスト】から選択可能です。
上記2個の速聴アプリをオススメした理由
- 難しい操作不要
- 音声再生をする際に再生スピードを調整するだけでOK
- どれだけ使っても完全無料
→お試し期間的なものが一切なく機能の全てが無料で無制限に使える - 3倍速以上のスピード再生をしても比較的音声がクリアに聞き取りやすい
→無料の速聴アプリの中には2.5倍速以上の速度にすると、音質が潰れて非常に聞き取りにくくなるものがある。
その点この2つのアプリは高速再生しても音質が潰れづらく、比較的クリアな音声で聴くことが出来る。
オススメの速聴練習方法
1週目2倍速の音声スピードに慣れる
これまでの人生で速聴トレーニングを一度もしたことがない人(動画等を倍速再生したことがない)は、まず文字を見ながら2倍速音声をリスニングするのがオススメです。
2倍速音声なら感覚的に言うと、日常会話でかなり早口の人が話しているぐらいのスピードだと思います。
文章を見ながら音声を聴くことで、目と耳の情報処理スピードが同調して簡単に音声を聞き取ることが可能です。
2倍速音声を文章を見ないでも聞き取ることができる場合は、2~3回聞いて音声を耳になじませた後に、文章を見ないで何倍速まで聞き取ることができるかチャレンジしてみてください。
2週目2.5~3倍速の音声スピードに慣れる
1週目で2倍速に慣れたら次は2.5~3倍速音声を文章を見ないでも聞き取れるまで繰り返しリスニング練習してください。
頭の回転が早い人はおそらく3倍速ぐらいまでなら文章を見ないでも聞き取れるかと思います。
逆にこれまで脳トレ経験のない、年齢の高い人は2.5倍速ぐらいから聞き取れても理解ができないといった壁にぶつかる人もいるようです。
しかし、1週間も繰り返し練習すればほとんどの人が聞き取れて理解できる状態になれると思うので安心してください。
3週目3~3.5倍速の音声スピードに慣れる
3倍速ぐらいから文章をみないと聞き取れないといった人が多くなるかもしれません。
その場合は、一度文章をみながら4倍速の音声スピードを経験し、3倍速にペースダウンすると以前より聞き取りやすくなる可能性があります。
3倍速以上の練習はひたすら4~3倍速のスピードを行ったり来たりして脳に高負荷をかけて、半強制的に脳の進化を促すような感じです。
私は、1日1時間を限度に上記トレーニングをしていました。
なぜかというと、3倍速以上の音声を聞き続けると脳にかかる情報処理量の負担がかなり大きく疲労感が半端ないからです。
例えば、3時間分のみっちり内容の濃いセミナーを全集中して1時間で理解するみたいな…(笑)
4週目は4倍速音声でひたすら訓練
4週目はひたすら4倍速音声を文章をみないで聞き取った上で理解できるように練習あるのみです。
ここに関しては小細工はなくひたすら訓練するしかないと思います。
あえて工夫するとしたら、音声変換ソフトで音声ファイルを作成するときに、1.2~1.3倍速で通常ファイルを作成。
そうすれば、アプリで4倍速再生したときに、実質4.8倍(1.2×4)という感じで4倍速以上のスピードで聴くことができます。
4倍速より早いスピードを一度体感することで4倍速が少し遅く感じることができるようになるかもしれません。
速聴脳になった後のメリット
あくまで私の実体験及び感覚上の話ですが、3.5倍速以上の高速音声に慣れた時のメリットは以下の通りです。
- 人との会話で無意識に3歩先以上を予測しながら会話をできるようになる。
→会話の主導権を握りやすい
→頭のいい人との会話で尻込みしなくなる - 難題にぶち当たったときに、深呼吸してリラックスすると自然とバッチリな解決案が頭に浮かんでくる
→過去にインプットした情報を瞬時に統合してアウトプットするように脳内の情報ネットワーク(シナプスの連結)が強化された可能性 - 本を読むのが早くなる
→初見の本でも普段の2倍以上の速さで無意識に読んでいる - 思考スピードが向上して脱凡人になったような爽快感を感じる
まとめ
速聴トレーニングをするには、
①音声変換ソフトを購入
②トレーニングに使いたい文章をソフトにコピペ
③速聴アプリで繰り返しリスニング練習
以上地道なトレーニングですが1ヶ月やりきって4倍速音声が余裕で聞き取れるようになったころには、きっといままで感じたことのない全能感を体感していると思います(個人差あり)。
脱凡人の道の一歩目を残りの人生で一番若い今日この時から始めてみませんか。
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