・格安SIMという言葉を最近よく耳にするようになったけど、いまいち何のことかわからない…
・細かいことはいいからざっくり格安SIMについて理解したい。
そんな方に向けて、この記事では難しい用語を極力排除してざっくり概要を説明します。
SIMとはなにか
SIMとはスマホの中に入っているICカードのことです。
SIMカードの中にはスマホの契約者の、
・識別番号
・電話番号
・メールアドレス
などの情報が記録されています。
基本的にスマホはSIMカードを装着することで使用できます。
格安SIMと一般的なSIMの違いとは
一般的なSIMはNTTドコモやソフトバンク、KDDI(au)などの大手通信事業者が提供しています。
しかし、格安SIMはMVNO(仮想移動体通信事業者)と呼ばれる自社で通信設備を保持せず、NTTドコモやソフトバンク、KDDI(au)などの大手通信事業者の保持している通信設備を借りてサービスを提供している会社が提供しているサービスです。
そのため、設備維持費等のコストがかからないため格安でサービスを提供できるのです。
格安SIMの落とし穴
こういった事情から、料金が安くてお特に見える格安SIMですが、大手の通信事業者の回線を間借りしているため当然デメリットもあります。
通勤時間帯やお昼時などの多くの人がスマホを使用する時間帯などは回線が混みあうため、大手事業者のスマホと比較して通信速度が若干低下するのです。
また、コスト削減のため実店舗を持たない事業者も多く、トラブル時は自力で解決方法を調べる必要があります。
そして、見逃せない注意点はMVNO (仮想移動体通信事業者) には主に以下3つ通信回線の種類があることです。
・ドコモ回線を借り受けて提供する「ドコモ系MVNO」
・au回線を借り受けて提供する 「au系MVNO」
・ソフトバンク回線を借り受けて提供する 「ソフトバンク系MVNO」
自分が持っているスマホで中身のSIMだけ取り替えて格安事業者と契約する場合は上記のいづれの系列に該当するかの確認が必須です。
場合によってはお持ちのスマホでは使用不可の回線があるからです。
不安な場合はネットでの申し込みはしないで、店頭での契約時に確認するようにしましょう。
格安SIMの契約時の3つの種類
格安SIMは契約時に以下の3つのコースから契約内容を選ぶ必要があります。
・音声通話だけ利用
・データ通信だけ利用
・データ通信+SMSの両方を利用
音声通話のみは文字通り通話のみの機能しか使えません。
データ通信は逆に電話機能は使用できず、通信網(3G/4G/LTE)を利用してインターネットに接続するサービスのみ利用できるプランです。(Wi-Fi利用可)
そして最後のデータ通信+SMSは文字通り両方利用することが可能です。
料金もそれぞれ違いますので契約時はよく確認するようにしましょう。
番号を変えずに格安SIMに乗り換え可能
既存の契約から格安SIMに変更しようと考えた時に一番気になるのは、今使っている番号を据え置きで使えるのかどうかだと思います。
もちろん格安SIMに変更する場合も携帯番号はそのまま利用可能ですが注意点があります。
事前に自分で利用中の携帯電話会社からMNP予約番号を取得
↓
新規契約時に自身で事業者にMNP予約番号をつたえる必要がある
上記の処理に1~3日かかる
最後に
その他にもまだまだ説明しきれていないことはたくさんあります。
ですが、最低限上記で説明したことを頭に入れておけば、詳しく調べたくなった時の道標になるかと思います。
格安SIMは色々な種類がありますので、安易に選択せずに詳しく調べてから自分に最適なものを選びましょう。